シジミ
シジミといえば肝臓にいいからお酒を飲む人にはとても助かると言われています。
そのシジミの漁獲量が多いのは島根県です。汽水湖の宍道湖(しんじこ)でよく獲られます。 汽水湖というのは海とつながっている湖で若干塩分を含んでいます。 青森県は2番目に漁獲量が多く、島根県に肉薄しています。 青森県でも汽水湖である十三湖や小川原湖で採られています。
青森で獲れるシジミは日本中に生息しているヤマトシジミです。 貝殻は黒っぽくて、茶色や緑色もみられます。
一般にスーパーなどで売られているのは、人差指の先ほどで小さな貝って印象ですけど、大きなものは親指よりも大きいものもあります。 青森でもスーパーなどでは小さいものが売られていることが多いのですが、産直や市場などにいくと大きなものも売っています。
シジミといえばお味噌汁でいただくことが多いのではないでしょうか? これはシジミラーメンです。大粒のシジミがいっぱい入っています。 ゆで卵と比べるとその大きさがわかると思います。 このシジミラーメンは日本海側の十三湖畔にある食事処“和歌山”のものです。 シジミの出汁がたっぷりでスープが白濁して体に良さそうな感じです。 青森のお店なのに和歌山って面白いですね。 シジミラーメンは人気があってお客さんも多いです。
“和歌山”では宿泊もすることができます。十三湖を拠点にして、龍飛岬や紅い鳥居が並ぶ高山神社や、縄文時代の遮光器土偶を使った大きなモニュメントがある木造駅などを観光してみるのも楽しいかもしれません。
太平洋側にある小川原湖そばにある道の駅おがわら湖でも大粒のシジミを使ったラーメン食べられますよ。
旬
シジミは通年で流通しています。旬とかあるんでしょうか。
シジミといえば、夏バテする時期や、冬場の寒くなる時期の“寒しじみ”が美味しくて体によいと言われています。 シジミの産卵は初夏の頃になります。産卵を控えて栄養を貯めている時期というのが魚介類では一つの旬と考えられます。 そう考えると初夏の産卵前がシジミの旬といえるかもしれません。
シジミの栄養
シジミには、タウリン、良質のタンパク質、ビタミンB2、B12、鉄分などが含まれています。
これらの栄養素が肝臓に良いとされていますが、鉄分も多く含むため肝機能障害を患っているときは医師の指導に従う必要があります。
何でもそうですけど、一つの栄養素だけで体のすべてがよくなるわけではありません。バランス良く栄養を採る事が大切ですね。