鶴の舞橋
水辺にかかる太鼓橋、遠くに臨む雪をかぶった山。 ここは青森県鶴田町にある鶴の舞橋です。
木造の大きな三連太鼓橋です。 橋は津軽富士見湖にかかっています。 春は残雪の岩木山と桜の組み合わせがなんとも雅で遠い昔話の世界のようです。
津軽富士見湖は元々農業用水を確保するために作られた溜池です。 そこに日本一のアーチ橋が作られました。 全長300mあります。 徒歩で渡ることができます。 太鼓橋といえば山口県岩国にある錦帯橋が有名ですが、それよりも長い橋です。
インスタ映えするからでしょうか、最近は若い方から年配の方まで多くの方が訪ねてきます。 みなさん思い思いに写真を撮っています。 JR東日本のCMでは吉永小百合さんもこちらを訪れています。
長い木の橋なので語呂合わせで“長生きの橋”とも呼ばれて、渡ると長生きできるとか!?
橋のたもとには国民宿舎もあって宿泊をしてゆっくりと眺めることもできますし、対岸には大きな駐車場に加えて食事処やおみやげ屋もあります。 夕焼けに染まる岩木山や宵闇せまる太鼓橋もまた美しいし、早朝の太鼓橋はまた違う表情をみせてくれます。
鶴田町には以前は鶴(*1)が越冬しにやってきていたようです。
白鳥は多数やってきます。*1 江戸時代、弘前藩(津軽家)の古文書によれば、丹頂鶴、鍋鶴が来ていました。昔から鶴とコウノトリは容姿が似ていて混同されていました。鶴田町でみられたのはコウノトリではないかと考えられています。
道の駅
鶴田町には国道339バイパス沿いに道の駅つるたがあります。 ここには建物が3つあります。レストラン、物販、産直販売所です。
広い直売所では近所の農家が作った新鮮な野菜に加えて、夏にはブドウやメロン、秋にはリンゴなどが並びます。 採れたてのブドウやリンゴは建物に入っただけでいい香りがします。
鶴田町はブドウの生産が盛んです。 道の駅つるたから車で6分ほどのところには、ワイナリーもあります。
レストランでは食事もできますし、実はスイーツがお勧めです。 インスタ映えする景色をみて、スイーツを食べて、産直で新鮮野菜やワインも買えちゃう、それが鶴田町なんです。 青森や弘前に来られたら是非足を伸ばしてみましょう。