菜の花
菜の花は、桜よりも一足早く咲いて春の到来を告げてくれます。南伊豆などでは早咲きの河津桜と黄色の菜の花を一緒にみることができます。
雪が多い青森では桜が咲くのも4月末で、菜の花は5月中旬に見ごろになります。 青森の春は桜、リンゴ、菜の花と続いて足早に初夏になっていきます。
黄色い菜の花はとても鮮やかで青空によく映えます。青森県は菜種の生産量が日本で2位です。各地で栽培されていますが、話題になるのは下北半島にある横浜町と日本海側の鰺ヶ沢でしょうか。
鰺ヶ沢の菜の花畑では岩木山とのコラボをみることができます。菜の花がみれるのは鰺ヶ沢の山田野地区建石町です。行き方は岩木山の北側、県道31号線 弘前市との境にある十腰内(とごしない)地区にある信号機のある交差点を左折します。交差点にはオレンジ色の元コンビニ クラミツ(現 中古車販売所)があります。左折して鰺ヶ沢方面に行く通称やまなみロードと呼ばれる広域農道を3Kmほど進んだ辺りです。
横浜町は陸奥湾沿いに菜の花畑がパッチワークのように広がって、海を臨みながら楽しめます。遠くにみえるむつ市の釜伏山の向こうには恐山があります。
横浜町の由来は陸奥湾に沿って長い浜が続いていたから。神奈川県の横浜市のぱくりではありません(笑)。
横浜町の菜の花畑からは風力発電のプロペラもみえて花と発電機という少し不思議な組み合わせも魅力の一つです。 横浜町の菜の花畑では菜の花フェスも行われていて、展望台から広い菜の花を一望したり菜の花迷路があったりと家族で楽しむことができます。
菜の花はアブラナ科の植物で大根や白菜、キャベツの仲間です。アブラナ科の植物は同じ畑で続けて作ることができません。毎年畑を変えていく必要があります。 これを転作といいます。畑を移動しながら作っていくためにパッチワークのように黄色く咲いた畑があらわれます。
青空の中で黄色い花が広がる光景はなんだか元気がもらえるような気がします。