黒石よされ

黒石よされ

お盆といえばお墓参りと盆踊りを思い出す人も多いでしょう。 青森でも地域毎に盆踊りなどが行われています。

その中でも特に規模の大きいものが黒石よされです。 日本三大流し踊りと呼ばれる「阿波踊り」「郡上踊り」と黒石よされとも呼ばれています。 江戸時代末から200年続いています。

盆踊りというと、真ん中に高い台(櫓)が設けられて、そこに太鼓やステージがあってその周囲を輪になって踊りますよね。 流し踊りというのは町を会場にして歩きながら踊りが行われます。

黒石よされの流し踊りは、街の一角周囲1.2Kmほどを使って1000人を超える人たちが一斉に踊ります。その規模は阿波踊りの総踊りに引けを取りません。

廻り踊り

踊りには団体という単位で参加します。例えば〇〇会社とか、〇〇の会みたいな感じです。

黒石よされでは、流し踊りと、その場で輪をかくように踊る廻り踊り、組踊りの3つが行われます。踊り手の掛け声は♪エッチャホー、エッチャホーです。

廻り踊りの時は観光客も飛び入り参加できます。踊り手さんからのお誘いもありますよ。

歌い手

盆踊りではCDなどで歌を流すことが多いと思いますが、黒石よされは、鼓や三味線に歌い手が生で演奏をしています。 演奏隊は山車に乗って踊り手と同じように流していきます。その歌をスピーカーなどで会場内に流しているようです。

歌は民謡です。ちゃんと練習した人でないと歌えません。生なので歌い続けることは難しいので、途中交代が行われています。 だから歌い手さんは複数いるようです。

町をあげてのお盆行事なので屋台の出店もありますし、ご近所の飲食店がビールなどの飲み物や焼き鳥などの販売もされています。 そうしたお店の屋外席もありますし、レジャーシートを敷いてみることもできます。ゆっくりみるにはキャンプなどで使える小さめの折り畳みイスがあるといいでしょう。

黒石は、青森市の南西、弘前市との間です。公共交通機関ならば、JR弘前駅で弘南鉄道に乗り換えると30分ほどで終点 黒石駅につきます。駅から徒歩5~6分で会場の一角に着きます。

初めて来られるなら、青森市や弘前市で観光をされて、弘南鉄道で田舎館にある田んぼアートを楽しんでから黒石に行くというコースはいかがでしょうか。

青森は夏でも総じて都市圏に比べると気温が低い傾向があります。もちろん日によっても違いますが夜は涼しくなることが多いので一枚羽織るものがあるといいでしょう。

案内

マコトの青森が好き