りんご娘
“りんご娘”をご存知でしょうか。青森を中心に活動しているダンス&ボーカルユニットです。 地元のアイドルといえば何となくわかるかな?
りんご娘が発足したのは2000年、AKB48が始まるよりも5年ほど前です。 設立したのはリンゴミュージック代表の樋川新一さんです。 樋川さんは弘前にUターンした時に青森に元気がないと感じて、何とかして青森を元気にして活性化したいという思いから始めたそうです。 りんご娘の公式ページには「音楽・芸能で青森県と一次産業の活性化を目指すダンス&ボーカルユニットです。」と書かれています。
りんご娘は、AKB48や乃木坂46、モーニング娘。と同じように卒業と新規加入を繰り返しています。タレントとして活躍している王林たち4人は、2022年3月末に卒業しそれぞれの夢に向かってがんばっています。 メンバーにはりんごの品種が芸名として使われていて、現在のメンバーは左から赤色:スターキングデリシャス、黄色:金星、緑色:初恋グリン、ピンク:ピンクレディーです。
いまでは青森県のテレビ、ラジオをはじめ、各地域のイベントなどに出演していて、焼肉のたれで県内では有名な“スタミナ源たれ”のCMにも出演していて、子供からお年寄りまで知らない人は少なくなりました。 また青森りんごのキャンペーンで日本各地を訪れるだけではなくて、りんごの輸出先でもある台湾でもりんごのキャンペーンを行っています。 津軽海峡をはさんだ対岸の函館でも観光イベントで出演しています。 また今年は東京代官山で単独ライブを成功させました。 このようにりんご娘の活動は青森県内だけにとどまりません。
りんご娘が広く認知されたきっかけは、2016年に開催された「あいどるまつり」で優勝をしたことではないでしょうか。 日本の女性アイドル発掘を目的にしたテレビ朝日主催のコンテストでした。 その審査委員の一人を務めたのが多田慎也でした。 多田さんはAKB48の「ポニーテールとシュシュ」などの楽曲を提供する作家でプロデューサーです。
その縁もあって2017年からは多田さんに楽曲を提供してもらいグループとしてのクオリティが向上しています。 またショートムービー「君は笑う」に出演し、沖縄映画祭にも出品されました。 更にメンバーの一人王林は、秋元康がプロデュースするラストアイドルに挑戦しセカンドグループ“Good Tears”も兼務していました(現在は卒業)。
りんご娘が所属するリンゴミュージックには、妹分といえるグループがいくつかあります。“アルプスおとめ”、“ライスボール”です。 安室奈美恵が沖縄アクターズスクール出身でSUPER MONKEY'Sを経て世界へ羽ばたいたように、リンゴミュージック所属のグループが飛躍するのが楽しみです。
各地にアイドルが生まれてはいますがなかなか継続できず消滅するケースが多い中で、りんご娘が継続しているのは彼女たちの努力だけではなく関係する方々の協力や、彼女たちを応援するファンの存在が大きいと思います。 “おらが町のアイドル”から世界のRINGOMUSUMEへ活躍の場を広げると同時に青森県の発展にも寄与し続けて欲しいと思います。
りんご勲章
11月5日は「いいりんごの日」。この日、青森県庁で“りんご勲章”の授与式が行われました。2018年は記念すべき20回目、授与されたのはりんご娘でした。 りんご勲章は青森県が創設したもので県民からの推薦などりんごの生産拡大や品質向上などその発展に寄与した個人や団体を表彰するものです。 そんな名誉ある賞をいただけたことはとても誇らしいことだし、その活動が公にも認めてもらえた証です。
東奥賞
東奥賞は、東奥日報社が、青森県の発展に貢献があった個人や団体に贈るものです。2020年はりんご娘が受賞しました。他にも名久井農業高校でストックホルム青少年水大賞を受賞した団体にも贈られました。
TIF2023 全国選抜live優勝
フジテレビ系列で行われた東京アイドルフェスは2023で10回目。初出場して優勝。
更新 2023年8月5日