紅葉

城が倉大橋

紅葉は北から順に始まり徐々に南下していきます。 青森の紅葉は八甲田山や岩木山から始まってゆっくりと里に降りてきます。

八甲田山の紅葉は10月10日くらいから始まります。 まだ関東が暑いと感じるころです。 八甲田山の紅葉を楽しむには、青森市から奥入瀬渓流や十和田湖に続く国道103号が見どころです。

青森市から八甲田山に向かうと徐々に標高が上がるにつれて木々の紅葉が始まります。 中腹にある酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)周辺が紅葉の見どころの一つです。

赤く色づくナナカマドやモミジ、ブナの黄色などに加えて常緑樹の緑がモザイクのように重なりあって美しい。 酸ヶ湯に近い地獄沼や、睡蓮沼などからの景色は人気があります。 また蔦温泉周辺も紅葉の見どころです。 最も人気があるのが、国道394号にかかる城ヶ倉大橋の紅葉です。 山一面が紅葉してその眺望は息を飲むほどです。

ブナ林

世界遺産 白神山地はブナの原生林があって、紅葉すると黄色に包まれます。 白神山地の75%以上が青森県に位置しています。 ブナは青森県内に広く分布していて、八甲田山にも多く分布していて、道路沿いにも多く生えています。 木肌は灰褐色で、表面に丸いシミのようなものが重なっているのが特長です。

八甲田ロープウェイで山を登ると紅葉と遠くに陸奥湾や岩木山を臨むこともできます。 山歩きを楽しみたい方には山頂駅から続く遊歩道にある田茂萢湿原や、毛無岱湿原がお勧めです。

奥入瀬渓流や、十和田湖も紅葉の季節になると多くの観光客が訪れます。 遊覧船に乗って水辺から眺めるとその美しさは格別です。

また恐山の北側にある薬研渓谷(やげんけいこく)は知る人ぞ知る紅葉のスポットです。 温泉につかりながらゆっくり眺める紅葉は心に染みます。

中野紅葉山

八甲田山から国道394号を進んで城ヶ倉大橋を過ぎて里に降りてくると、そこは黒石市。 ここに中野紅葉山があります。 中野川がちょうど湾曲するところに神社があって、その周辺が紅葉の見どころになっています。 周辺は山里の風情がある集落があります。 地域の方が大切に守ってきた中野神社の境内が紅葉で美しく彩られます。 標高も低いので見ごろは10月後半になります。 モミジの赤色が印象的なところです。

唐松の紅葉

青森県の最高峰は八甲田山と思われがちですが、じつは弘前と鯵ヶ沢にまたがる岩木山です。 岩木山も紅葉が美しいところです。 8号目まで車で行くことができるのも魅力です。

松などの針葉樹は一般には紅葉しませんが、岩木山には紅葉する唐松があります。空高く伸びる木が黄色く紅葉して、それが落葉し道路を黄色く染めます。

紅葉シーズンの青森は気温が13~20度ほど。山は更に10度低くなる傾向があります。冬の装いをされるといいでしょう。 また秋は天気も不安定なので傘の準備もお忘れなく。

八甲田山も岩木山も温泉があります。 紅葉を愛で温かい温泉でリラックスできます。 紅葉シーズンはリンゴが美味しい季節です。 目で楽しんで、温泉で癒されて、リンゴを食べて元気になる。 秋の楽しみは尽きません。

マコトの青森が好き